5年ぶりに無印良品に行った。
変わらないところも、変わったところもあり面白い。
一番驚いたのはカレーだ。風のうわさに無印良品のカレーがおいしいとは聞いていた。だが店頭でここまでプッシュされてるとは思わなかった。なんだよ「5秒に1個売れてる」って。
1つ250円〜450円程度の価格のレトルトカレー。
まあ、レトルトにしては高いがスパイスカレーとしては高くはない。自分で作ってもそれくらいはかかる。
試しに買ってみたのでレビューする。
パッケージ

裏面

ブラウモイリー総評
ルーに関しては、専門店レベルの味だと感じた。
王道なココナッツミルクカレーでココナッツのまろやかと一緒にエビの旨味も感じれた。
ちゃんとスパイスは効いてるが決して強すぎない。
“スパイスカレー”を食べた感がする程度にはスパイスが効いている絶妙な加減だと思う。
ココナッツミルクはスパイスをだいぶ和らげてしまうので、しっかりスパイスを感じられるあたり、そこそこの量が入ってるかもしれない。
チリ的な辛さは弱い。
具材はまずい。
エビが入っていたがボソボソした食感で旨味も薄い。出がらしのようなエビだった。
ひさしぶりに大阪西区本町のyobareyaのカレーが食べたくなった。
ケララチキン総評
まず印象的だったのは、このカレーには「クセ」がある。
香りが特徴的だ。
カレーリーフなのか発酵調味料パウダーなのか、正直わからないが「クセ」を感じさせる程度には自己主張が強い香りがあった。
ココナッツミルクが入っていて、まろやかさがあるが、
全体のバランスからいうとココナッツ感は薄い。
ココナッツミルク感が弱いせいか、スパイスカレー感はこちらのほうが感じられた。
レトルトカレーにしては具だくさん。
じゃがいもと鶏肉が入っていたが美味しくはない。
レトルトカレーの限界を感じさせる。
共通の総評
手軽に専門店レベルのスパイスカレーのルーを味わえるのはすごくいい。
無印のレトルトカレー全種類をたべてみたくなった。
ただ、レトルトカレーの限界・制限かもしれないが、具がおいしくない事が本当に残念だ。
ルーが引き立てるはずの主役不在で、脇役だけで頑張りましたという感じだ。炊いた白米と無印のレトルトカレーだけで食べると満足感は薄い。
カレーは「作りたて」と「寝かせる」タイプが私は断然「作りたて」派だ。コクだったりまろやかさを重視するなら「寝かせる」ほうがいいかもしれないが、加熱直後のスパイスの荒々しい香りは「作りたて」でないと味わえない。
そういった意味で、今回の無印レトルトカレーも私がスパイスカレーに求めてた「香り」の面で物足りなさを感じた。