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スパイスカレーめぐり

バンブルビー:カレー探訪1

私が人生ではじめて食べたスパイスカレーは、大阪 西本町にある「バンブルビー」のスパイスカレーだ。

約15年前、新社会人ピチピチの私はランチで訪れ、衝撃の体験をした。

ここのカレーは辛いとか甘いとか、そういったベクトルじゃなく、刺激が強い。
辛いことには辛いが口の中が痛くなる辛さではない。
大量のスパイスによる刺激で強制的に体中の細胞が活性化する感覚。
そんなカレーは、カレー屋が大量に存在する今でもめずらしい。

正直なところ、人を選ぶカレーだが、
気に入った私はよく通っていた。

今回は、ひっさしぶりにバンブルビーへ再訪した。

とり3姉妹を注文

とり3姉妹

店の様子は、15年前と変わらない。
店内に飾られた瓶に入った大量のスパイス。
昔は分からなかったが、今はだいたい分かるようになった。

注文したのは「とり3姉妹(とり肉キーマ&手羽元、鴨肉のキーマ、とり肝キーマ)」

写真左上が「とり肉キーマ&手羽元」、左下の一番黒々したカレーが「とり肝キーマ」、右が「鴨肉のキーマ」だ。

昔食べたジビエ3色にくらべ、
とり3姉妹は辛くないように感じた。

一番美味しかったのは「とり肝キーマ」だ。肝の濃厚さに負けないスパイスと相まって、かなりおいしい。

肉の違いでかなり味が違う。
スパイスでも味は別れてるのだろうが、
どのカレーも特定のスパイスが主張している感じがなく、
なんのスパイスがはいってるか考えたが分からない。

ホームページがあった

いつのまにかバンブルビーのホームページがある。
ホームページにいくつかスパイスのヒントがあった。

・ひとつのカレーに30種類ほどのスパイスを使用
・通常の3倍
・スパイスはローストして香りを強める
・スタータースパイスに黒糖
・ジビエ系にはフルーツも使用
・スパイスの焙煎をする前に、キャノーラ油・ギー・ざらめ・黒糖を寸胴鍋に入れておく
・ヨーグルト
・オリジナルフルーツペースト
・ソテーした玉ねぎ・ホールトマト

10種類は公開されてた。

・マスタードシード
・キャラウェイシード
・コリアンダー
・クミンシード
・カルダモン
・クローブ
・シナモン
・ローレル
・フェンネル
・カレーリーフ

テレビ取材の記事から推測できる他のスパイス

・カロンジ(ブラッククミン)
・チリ(ローストしたホール)
・チリパウダー
・青唐
・スターアニス(八角)
・オールスパイス
・ターメリック

ここに後13種類か…すさまじい。とても面白い。
今度、真似をして手持ちのスパイス全種類入れで作ってみることとする。